足の痛みを引き起こす神経系障害とは
メリーランド大学医学センターによると、歩行様式を変える疾患は足の痛みの原因になることがあります。足の痛みはさまざまな病気で起こりますが、神経系の障害が関与しているケースも少なくありません。
パーキンソン病
パーキンソン病は、ドーパミンを分泌する脳細胞が減少・死滅することで起こる神経変性疾患です。筋肉が硬直しやすくなるため、歩行時に足に負担がかかり、痛みを伴うことがあります。
徐動(ブレイディキネジア)
パーキンソン病が進行すると、徐動と呼ばれる「動き出すことが困難になる」状態が現れます。歩行が引きずり歩きになることが多く、足の使い方が不自然になるため痛みが生じやすくなります。
脳性麻痺
脳性麻痺の患者も足の痛みを訴えることが頻繁です。主な症状は筋肉の痙攣や協調運動の欠如で、これが歩行時の足部への過度な圧迫や不均衡な荷重につながります。
考慮点
パーキンソン病とは異なり、脳性麻痺は出生時や幼少期の脳損傷が原因であり、時間とともに症状が悪化することはありません。ただし、個々の症状や歩行パターンに合わせた適切なケアが必要です。
予防・対策
両疾患とも根本的な治癒は難しいものの、薬物療法や理学療法、装具の使用などで足の痛みを軽減することが可能です。専門医と連携し、痛みの原因を特定したうえで最適なリハビリやサポートを受けることが重要です。
