末梢神経障害かどうかを見極める方法
末梢神経系は、運動を司る運動神経と感覚情報を伝える感覚神経から構成され、これらは中枢神経系と連絡しています。末梢神経が損傷すると、感覚の異常や筋肉の動きが制御できなくなる末梢神経障害(末梢ニューロパチー)を起こします。脳や脊髄は直接影響を受けませんが、筋力低下、バランス障害、疼痛などが現れます。末梢神経障害は年齢に関係なく起こりますが、30〜50歳の男性に多いとされています。
末梢神経障害の見分け方
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症状を把握する
数か月にわたって神経障害の兆候が現れます。最も長い神経から症状が出るため、まずは手足のしびれやチクチク感に気付くことが多いです。しびれは手足から腕や脚へと広がります。また、鋭い刺すような痛みや焼けるような痛み、触覚過敏が起こることがあります。運動神経が障害されると筋力低下や麻痺が見られ、自律神経が影響すると排尿・排便障害が生じることもあります。
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原因を知る
糖尿病は最も一般的な原因で、約半数の糖尿病患者が何らかの神経障害を経験します。診断から15〜20年後に発症することが多いです。長時間のタイピングなどの反復動作、松葉杖やギプスによる圧迫、スポーツや交通事故による外傷もリスクです。
細菌・ウイルス感染(HIV/AIDS、ライム病、帯状疱疹、C型肝炎)や自己免疫疾患(関節リウマチ、腎疾患、甲状腺機能低下症、肝疾患)も神経を損傷します。ビタミンE、ビタミンB1、B6、B12の欠乏も原因となり、特にビタミンB12欠乏は貧血や倦怠感、息切れ、蒼白といった症状が先に現れます。
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リスク要因を理解する
過度のアルコール摂取はリスクを高めます。良性・悪性腫瘍が神経に直接圧迫を与えることや、化学療法薬やヒ素、鉛、水銀といった重金属への曝露も危険です。建設現場などで電動工具の振動に長時間さらされる職業も注意が必要です。
