神経障害が引き起こす腰痛

原因

  • アルコール依存症、糖尿病、坐骨神経痛、HIV感染やエイズ、切断手術、化学療法、帯状疱疹、脚・股関節・背部の疾患などが神経障害性の腰痛を引き起こすことがあります。また、長時間のタイピングや筆記などの反復動作、腫瘍や異常増殖による神経圧迫も原因となります。

症状

  • 鋭い電撃様の痛み、灼熱感、しびれ、脱力感、チクチク感が背中から脚や腕へ広がります。触覚過敏、筋力低下、協調運動障害、排便・排尿障害なども見られることがあります。

タイプ

  • 背部の痛みは大きく「神経障害性疼痛」と「侵害受容性疼痛」に分けられます。侵害受容性疼痛は腱や靭帯など軟部組織の損傷で、鈍い圧痛や疼痛が局所的に現れ、治療で改善しやすいです。一方、神経障害性疼痛は神経線維の損傷により、射撃様や燃えるような痛みが特徴です。

診断

  • 神経障害は他の疾患の症状として現れるため診断が難しいことがあります。医師は身体検査と神経学的検査で筋力低下、痛みの部位、姿勢、協調性を評価します。必要に応じて筋電図検査や神経伝導速度検査で電気信号の伝達状態を測定します。

治療

  • 軽度の神経障害性腰痛は市販の鎮痛剤で緩和できることがあります。重度の場合は短期間の処方鎮痛剤が使用されますが、依存性のリスクがあるため注意が必要です。プレガバリンやトピラマートなどの抗痙攣薬は痛み信号を遮断し、症状を和らげます。リドカイン貼付剤は痛みの局所に貼付し、1日最大3枚まで使用できます。アミトリプチリンなどの抗うつ薬も疼痛伝達を抑制し、神経痛の緩和に有効です。

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