ラップバンド手術の栄養指針
ラップバンド手術とは
ラップバンド手術は、肥満治療のための減量手術で、主に腹腔鏡下で行われます。胃の上部に調整可能なバンドを装着し、食事摂取量を約3/4カップに制限します。そのため、術後の食事は専用の栄養ガイドラインに従うことが重要です。
術前の食事指導
手術の2週間前から、外科医は高たんぱく・低カロリー食を指示します。具体的には、朝食と昼食に果物入りのプロテインシェイクを摂取し、夕食は脂肪の少ない肉3オンス(約85g)と非でんぷん質野菜を組み合わせます。この食事は肝臓周辺の脂肪を減らし、手術リスクを低減します。
術後の食事ステップ
- 1〜2週目(透明液期):ブロス、透明な飲料、ゼラチン、ジュースなどの透明液のみ。
- 3週目(ピューレ期):ピューレ状の食べ物、柔らかい魚、ヨーグルト、スクランブルエッグやゆで卵、缶詰の果物など。
- 4週目以降(固形食):徐々に普通の固形食へ移行し、バンドに負担がかからないよう小さく切って食べる。
日常の食事ルール
- 1日3食のみ、間食は控える。
- 食間は水や低カロリー飲料を少量ずつ飲む(20分前後の飲食は避ける)。
- 食事はゆっくり噛んで、20回以上の咀嚼を目安にする。
- 一口の量は硬貨サイズ程度に抑える。
避けた方が良い食材
硬い肉、オレンジ、ブドウ、トウモロコシ、パン、揚げ物などはバンドが詰まりやすく、個人差があります。
食後の注意点
- 食後すぐに横にならない。
- 高カロリー・高脂肪の食品は控える。
- 毎日30分程度の軽い運動を心がける。
推奨する1日の食事バランス
- 乳製品:2食分
- 肉・豆類:3食分
- 野菜・果物:3食分
- 穀物・シリアル:2食分
