氷は腫れにどのように役立つか?
ほとんどの人が打撲や捻挫をしたとき、まず「氷で冷やす」ことを選びます。氷の使用は何世紀にもわたる伝統的な手法で、現在でも世界中の医療機関で標準的に用いられています。正しく行えば軽度の怪我からの回復を早めますが、誤った使い方や過度の使用は逆効果になることがあります。
腫れの発生メカニズム
外傷(打撲、捻挫、筋肉の引き伸ばし、骨折など)は、損傷部位の周囲の軟部組織も傷つけます。血液と血清を供給する毛細血管が破れ、血液や血清が隣接組織に漏れ出すことで局所的に腫れが生じます。
氷が腫れに与える効果
氷を当てると、破れた毛細血管が収縮し、血液や血清の漏出が止まります。その結果、腫れが最小限に抑えられ、痛みも軽減されます。怪我直後に氷を使用すれば、腫れの発生を予防することが可能です。
氷と熱の比較
熱を当てると、逆に毛細血管が拡張し、血液や血清の漏出が増加します。これにより炎症が進み、治癒が遅れることがあります。熱の使用は、慢性的な過使用障害や繰り返しのストレスによる怪我など、血流を増やすことで回復を促す場合に適しています。
正しい氷の使い方
氷は砕いてビニール袋に入れ、さらに濡れたタオルで包みます。砕いた氷は患部の形に合わせやすく、冷凍野菜の袋でも代用できます。氷パックは20分間当て、皮膚を傷めないように20〜40分間外してから再度使用します。1日に数回繰り返すと効果的です。
