足のアーチ痛と足全体の痛みの原因と対策
足は体の中でも最も感覚が鋭い部位のひとつです。リフレクソロジストによれば、足には7,000本以上の神経が走っています。立っているときも歩いているときも、体のバランスを取る出発点となります。肥満や運動による体重・姿勢の変化があると、足のアーチや足全体に痛みが出やすくなります。
足底筋膜炎(Plantar Fasciitis)
足底筋膜炎は、かかとの下から足指の付け根まで走る足底筋膜が過度に伸び続けることで起こります。筋膜が過度に伸張されると、かかとと土踏まずが接する部分に鋭い痛みが生じます。急に運動量が増えたときや、アーチが極端に高いとき、肥満や妊娠による体重増加が原因となることが多いです。
セサモイド炎(Sesamoiditis)
セサモイド炎は、足の指先側、特に親指側の土踏まず部にある小さな種子骨(セサモイド骨)に炎症が起こる症状です。若年のアスリートに多く見られ、親指の腱に付着したセサモイド骨が繰り返しの蹴り出しで刺激され、炎症や骨折を伴うことがあります。
モートン神経腫(Morton's Neuroma)
モートン神経腫は、第三趾と第四趾の間に位置する足の神経が肥大化した状態です。足底の外側・内側の神経が合流し、肥大した神経の上に靭帯が乗ります。歩行時に足底が神経を上方へ押し上げ、靭帯が下方から圧迫するため、強い足痛が生じます。
偏平足(Flat Feet)
体重が足にかかりすぎると、土踏まずが崩れ偏平足になることがあります。偏平足になると足が内側に傾きやすく(過回内)、足底筋膜炎のリスクが高まります。多くの場合は痛みを伴いませんが、モートン神経腫や足裏の炎症が起きやすく、外反母趾やたこができやすくなることもあります。
治療法
足のアーチ痛や足全体の痛みは、症状の重さに応じて様々な方法で対処できます。足底筋膜炎は理学療法や冷却・温熱療法で炎症を抑えることが有効です。外反母趾は骨を削り、指の位置を矯正する手術が一般的です。セサモイド炎の場合は、安静や適切なシューズへの変更だけで改善することがあります。
