痛み評価スケールの概要

痛みは「第5のバイタルサイン」とも呼ばれ、患者管理において重要ですが、評価や緩和が難しいことがあります。患者が痛みを正確に伝えられない場合や、痛みが主観的であることが課題です。そこで、痛み評価スケールが広く用いられています。金標準はありませんが、代表的なスケールを以下に紹介します。

Visual Analog Scale(視覚的アナログスケール)

患者は長さ10センチメートルの直線上に、自分が感じる痛みの程度を示す位置に印を付けます。左端が「痛みなし」、右端が「限界までの痛み」です。印の位置は左端からミリメートル単位で測定します。

Faces Pain Scale(顔面痛みスケール/Wong‑Bakerスケール)

主に小児が使用するスケールで、6つの表情のイラストが左から右へ向かって笑顔から泣き顔へと変化します。患者は自分の痛みを最もよく表す顔を選びます。

Numeric Pain Scale(数値痛みスケール)

0から10までの数字で痛みを評価します。0は「痛みなし」、10は「最も強い痛み」を意味します。目安として、1〜3は軽度、4〜6は中等度、7〜10は重度と区分されます。

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