TENSユニット使用時の注意点

経皮的電気神経刺激装置(TENSユニット)は、エンドルフィン、エンケファリン、セロトニンの生成を電気的に刺激し、疼痛を軽減します。慢性痛や急性痛に悩む患者が使用し、痛みを50〜80%軽減する効果が報告されています。

使用を控えるべき患者

  • ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD)など電気デバイスを装着している方は使用しないでください。
  • 心臓疾患がある方は胸部に装着しないでください。
  • 脳卒中後の方、静脈・動脈血栓症や血栓性静脈炎の方も使用を避けてください。
  • 原因不明の痛みには使用しないでください。悪性腫瘍患者は末期の場合を除き使用しないでください。
  • 運動機能や判断力が低下している方は使用しないでください。運転や重機操作中の使用は禁じられます。運動中の使用は避け、子供の手の届かない場所に保管してください。

皮膚のケア

  • 電極を貼る前に皮膚を洗浄し、乾かしてください。新しい電極・リード線・アルコールワイプを使用します。1回の治療は15〜60分、1日最大5回までにしてください。貼付位置は毎回少しずらすと効果的です。過度の使用はやけど、皮膚刺激、筋痙攣、疼痛を引き起こすことがあります。
  • 出血しやすい組織や血腫ができやすい部位、炎症・感染した皮膚、粘膜組織、感覚が低下している部位には使用しないでください。

電極の配置

  • 首の前面や側面、心臓上、頸動脈洞付近には電極を貼らないでください。心臓疾患の方は胸部に貼付しないでください。
  • 妊娠中の方は腹部、背部、骨盤に貼付しないでください(分娩・出産時を除く)。

薬剤との相互作用

  • 麻薬性鎮痛薬やカフェインと同時に使用すると、TENSの効果が低下します。併用は避けてください。

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