視覚的アナログスケール(VAS)の定義と活用法

痛みの感じ方は年齢・性別・人種に関係なく極めて主観的です。医療従事者は患者ごとの痛みの程度を客観的に把握するツールが必要です。その目的のために視覚的アナログスケール(VAS)が開発されました。

概要

  • 構成:10センチメートルの直線が描かれたカードまたは紙です。左端は「痛みなし」、右端は「可能な限り最悪の痛み」とラベル付けされています。患者は安静時、活動時、動作後の痛みを評価し、該当する位置に印を付けます。
  • 起源:当初は101段階の痛みスケールが使用されましたが、多くの人がそれほど細かく区別できないことが分かりました。その結果、0(痛みなし)から10(想像できる最悪の痛み)までの10段階に1センチメートル間隔で区切ったスケールが一般的になりました。
  • 利点:VASは患者の痛みの程度を定量的に把握でき、運動前・中・後の痛み変化も測定可能です。これにより、適切な鎮痛薬の投与量を判断でき、過不足のない治療が実現します。

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