関節痛に用いる注射薬の種類と効果

関節痛の原因

関節痛の多くは免疫系の異常反応が原因です。幼少期に水痘、麻疹、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)や風疹に罹患すると、将来的に関節に炎症が起きやすくなります。これらのウイルスは免疫を刺激し、正常な組織を攻撃して関節痛を引き起こすことがあります。代表的な疾患として、自己免疫疾患であるリウマチ性関節炎が挙げられます。

関節痛の診断に用いる注射

激しい痛みがある場合、注射で痛みの部位を特定することがあります。リドカインを関節内に注入し痛みが軽減すれば、その関節が痛みの原因である可能性が高いと判断できます。診断が確定すれば、治療に移行します。経口鎮痛薬は短期間の緩和に有効ですが、関節注射は持続的な効果が期待できます。

関節注射に使用される薬剤

関節注射で用いられる代表的な薬剤は、コルチゾン(ステロイド系抗炎症薬)、リドカイン(局所麻酔薬)、そして稀に金製剤です。ステロイドは炎症反応を抑制し、2〜3か月ごとに投与されます。リドカインは神経伝達をブロックし、一時的に痛みを和らげます。

金製剤については、作用機序は完全には解明されていませんが、金やプラチナなどの金属がウイルスや細菌、その他の病原体を阻害し、免疫反応を抑えることで炎症を軽減すると考えられています。特にリウマチ性関節炎患者に有効とされ、痛みの緩和が3か月以上続くことがあります。ただし効果が現れるまでに数か月要し、費用も高額になることがあります。

慢性的な関節痛に悩む方にとって、関節注射は痛みの軽減だけでなく、関節の健康維持にも寄与する治療法と言えるでしょう。

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