皮膚と目への影響
ゴムセメントが皮膚に付着すると直ちに洗い流さない限り刺激を起こし、目に入ると灼熱感や視力低下を招きます。軽度の刺激の場合は、皮膚は流水で洗い、目は15分程度流水で洗い流すだけで済みます(MedlinePlus)。
腸・心臓・血液への影響
ゴムセメントに含まれるアセトンやヘプタンなどの化学物質は、腸管に腹痛・嘔吐を引き起こし、血液の酸性度や血圧を変化させます。米国麻薬教育財団は、不整脈や心拍数の乱れ、さらに「ハッフィング」(吸入嗜好)により心不全や死亡リスクが高まると指摘しています。
呼吸器へのダメージ
吸入すると口唇や喉の粘膜が化学熱傷を受け、喉の腫れや呼吸困難が生じます。長期的には肺機能低下や上部気道障害を招く恐れがあります(米国麻薬教育財団)。
神経系への影響
継続的な吸入は中枢神経を損傷し、めまい、頭痛、意識喪失、痙攣、歩行失調などの症状が現れます。さらに、脳障害や言語障害、協調運動障害、精神疾患を引き起こす可能性があります(MedlinePlus)。
中毒予防と自宅での対処法
使用時は必ず換気の良い部屋で作業し、窓や扉を開けるか扇風機を使用してください。誤って飲み込んだ場合は、嘔吐や痙攣、意識低下が無ければ牛乳や水を飲ませます(MedlinePlus)。軽いめまいを感じたら新鮮な空気を深く吸いましょう。
緊急時の対応
重篤な症状が出た場合は速やかに救急車(911)を呼び、以下の情報を伝えます:患者氏名・年齢・体重・症状、製品名、摂取時間。救急医療では喉や肺の検査、気管挿管、酸素投与、静脈点滴が行われ、必要に応じて薬物治療が施されます。
