バレット食道の治療と薬剤
長期間の逆流性食道炎が原因で、食道の粘膜が変性し「バレット食道」と呼ばれる状態になることがあります。粘膜が変色し、細胞レベルで異常が起きるこの疾患は、米国国立衛生研究所(NIH)によると、患者の約1%が将来的に食道がんへ進行するとされています。バレット食道の治療は、まず逆流を抑えてさらなる損傷を防ぐことが基本です。
症状
- 胸やけ、胸部痛、嚥下困難
- 血を伴う嘔吐や、血便・黒色便
- 症状が全く現れない無症状例もあります
診断
内視鏡検査と組織生検により、食道粘膜の変化を確認します。
制酸剤(Antacids)
胃酸を中和し、逆流症状を迅速に緩和します。市販のものが多数あります。
H2受容体拮抗薬(H‑2ブロッカー)
胃酸分泌を抑制し、長時間にわたって症状をコントロールします。処方箋が必要なものと、OTC(店頭販売)品があります。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)
胃酸産生を強力に抑え、食道の修復を促します。プリバシッド(Prevacid)やプリロセック(Prilosec)など、OTCで入手可能な製品もあります。
