認知症治療薬の概要
忘れっぽさや方向感覚の喪失、行動の変化といった老化に伴う症状は、実は認知症が原因であることが分かっています。認知症は脳細胞同士の情報伝達が途絶え、最終的に細胞が死滅することで起こります。
誤解されがちな点
かつては「老年性痴呆」という言葉が使われ、認知症は自然な老化の一部と考えられていましたが、現在ではさまざまな原因があることが明らかになっています(Medicinenet.com)。
認知機能症状の治療
進行性の認知症には根本的な治療法はありませんが、認知機能の低下を遅らせる薬があります。ドネペジル塩酸塩、リバスチグミン酢酸エステル、ガランタミン臭化水素酸などは、脳内のアセチルコリン分解を抑制し、記憶力や思考力の維持を助けます。
行動症状の治療
妄想・幻覚・不安・妄想・攻撃性・気分の変動などの激しい行動変化には、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、気分安定薬、鎮静剤などが用いられます。
可逆性認知症
中毒、栄養欠乏、薬剤副作用、硬膜下血腫、免疫疾患、代謝・内分泌異常、低酸素状態、心肺疾患などが原因で認知症様症状が出ることがあります。これらの場合は、原因を除去すれば症状が改善・逆転する可能性があります。
診断の流れ
認知症と診断する前に、同様の症状を示す他の疾患を除外する必要があります。医師は患者の既往歴を確認し、身体検査や神経学的検査を総合的に実施して診断を行います。
