キニーネはどのように発見されたのか?
伝説
インディアンの男性が高熱を出していたとき、南米アンデス山脈の停滞した水たまりを見つけました。水を飲むと苦味がしたものの、熱はすぐに下がったとされています。
効果
水がキナ・キナ樹の樹皮で汚染されていたことに気づいた彼は、後にキニーネと呼ばれる物質を特定しました。この知見は村人に共有され、マラリアの症状緩和に有効であることが分かりました。
地理的条件
キナ・キナ樹は標高約1,500メートル以上の湿潤な丘陵地帯に自生し、コロンビアからボリビアにかけて広く分布していました。そのため、先住民は容易に樹皮を採取できました。
歴史的経緯
1630年、ペルー・リマのイエズス会宣教師は、シンチョナ樹の抽出物でマラリア感染を治療できたと記録しました。シンチョナ樹は村人が利用していたキナ・キナ樹と同種であり、先住民が樹皮からキニーネを抽出する方法を宣教師に伝えたと考えられています。
意義
2010年、イエズス会が有効性を記録してから380年が経過した現在でも、キニーネは複数の抗マラリア薬の基礎となっています。
