スタチンの服用中止がもたらすリスクと対策
スタチンはコレステロールを下げ、心疾患や脳卒中の予防に用いられる薬です。しかし、医師に相談せずに服用を中止すると、深刻な健康リスクが生じます。
コレステロールの再上昇
スタチンをやめると血中コレステロールが再び上昇し、心血管疾患のリスクが増大します。
心筋梗塞(心臓発作)
高コレステロールは心筋梗塞の主要因です。スタチンを中止した患者は、継続している患者に比べ心筋梗塞の発生率が約2倍になると報告されています。
胸痛(狭心症)
スタチンの中止は狭心症を引き起こすことがあります。特に65歳未満の患者で、薬をやめた後に安静時や活動時に胸痛が出現し、ニトログリセリンで緩和しない不安定狭心症が認められます。
脳卒中
脳卒中後の二次予防としてスタチンが処方されることがあります。イタリアの研究結果を引用すると、スタチンを継続した患者は中止した患者に比べ、卒中後1年以内の死亡率が約半分に低減します。
死亡リスクの増大
急性心筋梗塞(AMI)を経験した患者がスタチンを中止すると、発症後12か月間の死亡リスクが有意に上昇します。これは最も深刻な副作用と言えるでしょう。
スタチンの服用をやめる前には必ず担当医と相談し、リスクとベネフィットを十分に検討してください。
