長期NSAID使用の有害な影響

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、疼痛や関節炎、頭痛の治療に広く使用されます。代表的な薬剤にはアスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンがありますが、長期にわたって服用すると、特に高齢者に深刻な健康リスクをもたらすことがあります。

消化不良(胃もたれ)

NSAIDsを長期間使用すると、胃や十二指腸の粘膜が刺激され、食後に不快感や胸焼けを感じやすくなります。

潰瘍

胃や腸の壁が炎症を起こし、粘膜に小さな浸食や潰瘍が形成されます。これにより腹痛や不快感が増すことがあります。

出血

潰瘍が進行すると、胃腸からの出血が起こります。軽度の出血から命に関わる大量出血まで、症状は幅広く、長期使用の最も深刻な副作用の一つです。

穿孔(穴あき)

粘膜が極端に損傷すると、胃や腸に穿孔が生じ、急性腹膜炎を引き起こす危険があります。これは生命を脅かす緊急事態です。

心血管疾患

一部のNSAIDsは心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めることが報告されています。そのため、リスクが高いと判断された薬剤は市場から撤退した例もあります。

腎障害

長期使用は腎機能を低下させる可能性があり、特に血圧降下薬と併用すると腎臓への負担が増大します。

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