サナダムシとはどんな生物か?

サナダムシとは

サナダムシ(条虫)は、哺乳類、とくに人間や犬に寄生する小さな寄生虫です。卵や幼虫を含む汚染された肉や糞便を摂取することで宿主に感染します。成虫は腸内に住み、体長は数センチから最大約15メートルに達することもあります。体は白く、複数の節(セグメント)に分かれ、各節が卵を産みます。宿主が栄養を取り続ける限り、数年にわたり体内で生き残ります。

症状

感染の症状は軽度から重度まで様々です。多くの場合、便検査で初めて判明しますが、食物の吸収不良による嘔吐、体重減少、腹痛などが現れることがあります。条虫が腸外に移動すると、痙攣、細菌感染、臓器障害、腫瘤(しこり)などの深刻な合併症を引き起こすことがあります。

治療法

条虫感染は主に駆虫薬で治療します。代表的な薬剤にはビルトリシド(Praziquantel)、アルベンザ(Niclosamide)などがあります。腸外に移動した場合は、外科的に嚢胞や腫瘍を除去することや、症状に応じた抗痙攣薬の投与が必要になることがあります。

感染経路

主な感染経路は、加熱不足の肉(豚肉、牛肉、魚)を生食または半生で食べることです。また、汚染された肉を扱った後に手を洗わず肛門付近を触れることでも感染します。犬や猫は他の動物の糞便を嗅いだり食べたりすることで感染します。

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