ギラン・バレー症候群の診断手順

ギラン・バレー症候群(GBS)は、筋力が徐々に低下し、最悪の場合は全身麻痺に至るまれな神経疾患です。症状が出始めた後、約2週間にわたり悪化することが多く、その後症状は安定し、2〜4週間で回復が始まります。多くの患者は良好な予後が期待できます。

診断の流れ

  1. 1. 症状の記録

    発症時期、症状の広がり、最近のワクチン接種や感染歴、既往の自己免疫疾患、家族にGBSの既往があるかなどを詳細にメモして医師に伝えます。

  2. 2. 反射の確認

    医師が足首・膝・手首・肘を軽く叩き、反射反応をチェックします。GBSでは反射が低下することがありますが、初期段階ではまだ正常なこともあります。

  3. 3. 腰椎穿刺(脊髄液検査)

    背中下部に針を刺し、脊髄液を採取します。採取した液でタンパク質濃度が上昇しているかを測定し、GBSの診断材料とします。

  4. 4. 腰椎穿刺の流れと注意点

    局所麻酔で穿刺部位を麻酔しますが、針が脊髄に入る際に痛みを感じることがあります。検査後は数時間病院で経過観察が行われます。

  5. 5. 筋電図(EMG)検査

    細い針電極を筋肉に挿入し、筋肉を収縮させた際の電位を測定します。これにより、筋力低下が筋自体の問題か、神経障害によるものかを判別します。

  6. 6. 神経伝導速度(NCV)検査

    皮膚に電極を貼り、神経に微弱な電流を流します。神経が信号を伝える速度を測定し、伝導障害の有無を評価します。

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