なぜ原発性結核は感染症とみなされないのか

原発性結核とは

原発性結核(プライマリコンプレックス)は、結核菌 Mycobacterium tuberculosis に感染した際に最初に起こる病態です。

感染経路と発症条件

結核菌は感染者の咳やくしゃみで放出された飛沫を通じて空気中に拡散し、近距離で長時間接触した場合にのみ大量に吸入されます。原発性結核が発症するには、非常に多くの菌に曝露される必要があり、短時間の偶発的接触だけではほとんど起こりません。

なぜ「伝染病」とは区別されるか

このように、原発性結核は「人から人へ直接伝染」する性質が極めて低いため、一般的な伝染病とはみなされません。実際には結核全体は感染症ですが、原発性結核は大量曝露が前提となるため、日常的な感染リスクは低いと評価されています。

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