環状肉芽腫(Granuloma annulare)の発疹
環状肉芽腫は、子供や若年成人に最も多く見られる慢性の皮膚発疹です。健康な人に発症しやすく、女性にやや多い傾向があります。主に手足、肘、膝に円形の赤い丘疹が現れ、生命に危険はありませんが、見た目に影響を与えることがあります。
原因
- 小児の環状肉芽腫は1型糖尿病と強く関連しています。稀に甲状腺疾患や機能障害とも結びつくことがあります。重症型(全身性)では、未診断の慢性骨髄単球性白血病患者に発症する例があります。ほとんどのケースは健康な人に起こり、原因は不明です。
症状
- 軽度から中等度のかゆみと、赤い小丘疹が円形に配置されるのが典型です。症状は一時的に消失し、再発することがあります。主に手足、肘、膝に現れます。全身性の場合は小さな病変が体全体に広がり、かゆみが強くなることがあります。
検査と診断
- KOHテストで白癬(リングワーム)を除外し、必要に応じて皮膚生検を行って環状肉芽腫を確定します。
治療
- 局所型はステロイド外用薬が第一選択です。病変が厚い場合は包帯で圧迫したり、ステロイド注射を行うことがあります。凍結療法(液体窒素)や、全身に広がる場合は紫外線療法・レーザー療法が用いられます。手術は極めて稀です。
