帯状疱疹の原因・症状・治療と予防ワクチンの完全ガイド
幼少期に水痘(水ぼっくり)にかからなかった成人は、成人期に帯状疱疹を発症するリスクがあります。また、免疫力が低下している人もリスクが高まります。帯状疱疹は、非常に痛みを伴う発疹を引き起こすウイルス感染症で、背中の中央から胸部にかけて広がります。予防には医師に帯状疱疹ワクチンの接種を依頼できます。小児はすでに予防接種で保護されていることが多いです。
帯状疱疹の原因は?
帯状疱疹は、水痘(水ぼっくり)の原因となる水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)が体内に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化して起こります。命に関わるものではありませんが、激しい疼痛を伴い、治癒後も皮膚が数か月~数年にわたり痛みを感じる「帯状疱疹後神経痛」を引き起こすことがあります。
主な症状は?
最初に現れるのは局所的な激しい痛みです。その後、片側に帯状に広がる発疹が出現します。背中から胸部にかけて走ることが多いですが、首や顔など他の部位に出ることもあります。発疹は次第に水疱となり、破裂してかさぶたになります。その他、かゆみ、灼熱感、頭痛、胃痛なども伴うことがあります。水痘にかかったことがない人は、開放した水疱に直接接触することで感染する恐れがあります。
発疹が出たらどうすべきか
痛みだけでは帯状疱疹か判別しにくく、発疹が出ると水痘と勘違いしがちです。できるだけ早く医師の診断を受け、適切な治療を開始しましょう。治療は早期開始が鍵で、発疹が出てから72時間以内に以下のような薬剤を使用します。
- 高用量の抗ウイルス薬(例:アシクロビル、バラシクロビル、ファムビル)
- 炎症を抑えるステロイド(例:プレドニゾン)※必要に応じて
- 強力な鎮痛薬(オピオイド系)や、痛みが続く場合は三環系抗うつ薬や抗けいれん薬を併用
- 局所用リドカイン含有軟膏で疼痛緩和
早期治療により症状の持続期間を短縮し、帯状疱疹後神経痛の発症リスクを低減できます。
予防はワクチン接種
50歳以上、または免疫低下リスクがある人は、帯状疱疹ワクチン(帯状疱疹単価ワクチンまたは帯状疱疹複合ワクチン)接種が推奨されます。ワクチンは2回接種し、数週間後に免疫が形成されます。予防接種により発症リスクや重症化を大幅に減少させることができます。
