男の赤ちゃんの酵母感染症(カンジダ症)の原因と対策
概要
酵母感染症(カンジダ症)は、赤ちゃんでも起こり得る皮膚真菌感染です。温かく湿った環境、特にオムツの中や陰部の皮膚のひだは酵母が繁殖しやすく、赤ちゃんの不快感や痛みを引き起こします。
特徴
初期のオムツかぶれは赤く刺激を受けた皮膚ですが、酵母感染に進行すると、境界がやや盛り上がり不規則になります。小さな丘疹や膿を伴う水疱ができ、広がった赤い斑点が融合します。男の子の場合、陰嚢や陰茎が強く赤くなり、鱗屑が見られ、皮膚が乾燥することがあります。
原因
- 抗生物質の使用:体内の常在菌が減少し、カンジダが増殖しやすくなります。
- 口腔カンジダ(口内炎)からの蔓延:消化管を通って排泄部位にたまり、陰部に感染します。
- 長時間濡れたオムツ:湿った環境がカンジダの急速な増殖を促します。
治療法
- 清潔を保ち、かぶれが悪化しないようにする。
- 通常のかぶれ用クリームは効果がないため、OTCの抗酵母・抗真菌クリームを使用する。
- 薬剤師に相談し、適切な製品を選ぶ。
- 3日以内に改善しない場合は小児科医に連絡する。
予防策
- 吸収性の高い使い捨てオムツを使用し、汚れたらすぐに交換する。
- オムツをしっかり締めて通気性を確保し、可能な限りオムツフリーの時間を設ける。
注意点
- 発熱や開放性の潰瘍、黄色い分泌物が見られたら細菌感染の可能性があるため、速やかに医師の診察を受ける。
- 陰茎が腫れ、赤くなり、包皮が戻せない場合はバラニティス(包皮炎)の疑いがあり、専門的な治療が必要。
