うっ血の種類
体内、特に肺や鼻腔に液体や腫れた組織がたまる状態を「うっ血」と呼びます。うっ血は軽度であれば不快なだけですが、重症になると命に関わることもあります。代表的なうっ血の種類には、鼻づまり(鼻うっ血)、肺うっ血(肺水腫)、うっ血性心疾患があります。
鼻づまり(鼻うっ血)
鼻づまりは、鼻が詰まる状態で、鼻水が伴うこともあります。風邪やインフルエンザなどのウイルス、アレルギー、細菌感染、鼻副鼻腔炎などが原因です。感染により鼻粘膜の血管が炎症を起こし、粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなります。鼻づまりは不快感だけでなく、いびきや睡眠時無呼吸、睡眠障害、頭痛、聴覚障害を引き起こすことがあります。
肺うっ血(肺水腫)
肺うっ血は、肺の肺胞に過剰な液体がたまり、呼吸が困難になる状態です。心筋梗塞や心不全で静脈圧が上昇すると、血液中の液体が肺胞に漏れ出します。心不全以外にも、重度の肺感染症、高地での運動、特定の薬剤の副作用などが原因となります。主な症状は息切れ、過度の発汗、溺れるような感覚、血痰(血の混ざった咳)です。
うっ血性心疾患(うっ血性心不全)
心臓は全身に血液を送るポンプです。心臓の機能が低下すると、臓器や組織に酸素や栄養が届かず、老廃物がたまります。うっ血性心不全は、心筋が弱まり、十分な血液を送り出せなくなる状態です。結果として肺に液体がたまりやすくなり、足や足首のむくみが現れます。主な症状は呼吸困難、体重増加(むくみによる)です。
留意点
鼻づまり、肺うっ血、うっ血性心不全は軽度から重度まで幅があります。軽症は比較的簡単に対処できますが、放置すると重篤化する恐れがあります。特に乳児は鼻呼吸が主であるため、鼻づまりの影響が大きくなります。症状や疑問がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。
