肺にたまったアスペルギルスを除去する方法
アスペルギルスは土壌や家庭のほこりなど、身近な環境に広く存在するカビの一種です。日常的に空気中に漂う胞子を吸い込むことは普通ですが、健康な人の体は自然に排除します。しかし、免疫力が低下していると肺に胞子が残り、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)という疾患を引き起こすことがあります。
ABPAの主な症状
主な症状は体重減少、咳が止まらない、息切れ、発熱、痰や血液を伴う咳などです。早期に症状に気付くことが重要です。
治療の流れ
1. 早期受診と診断
症状が現れたらすぐに医師の診察を受けましょう。医師はABPAの診断のために血液検査や画像検査を行い、適切な治療計画を立てます。
2. 抗喘息薬とステロイドの投与
診断後、まずは抗喘息薬と経口ステロイド(コルチコステロイド)を処方されます。ステロイドは炎症を抑え、気道や肺の詰まりを改善します。
3. 抗真菌薬による集中的治療
ステロイドだけで症状が改善しない場合、抗真菌薬の投与が必要です。代表的な薬剤はボリコナゾールで、経口または静脈点滴で投与されます。数週間にわたる治療でカビを根本的に除去します。
予防と生活上の注意
免疫力を高めるために、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。また、室内の換気や埃の除去もカビ胞子の吸入リスクを減らす重要な対策です。
