肺塞栓症(PE)の主な原因とリスク要因
肺塞栓症とは
肺塞栓症(PE)は、主に脚や骨盤の深部静脈でできた血栓が血流に乗って肺へ移動し、血管を塞いでしまう状態です。血流が遮断されることで、重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。
血栓の主な発生源:深部静脈血栓症(DVT)
肺塞栓症の大半は深部静脈血栓症(DVT)に起因します。DVTは血液が深部静脈内で滞留することで形成され、以下の要因がリスクを高めます。
- 長時間の固定姿勢(座位や臥床が続くと血流が低下し、血栓ができやすくなります)
- 肥満(体重過多は静脈圧を上昇させ、血流を阻害します)
- 喫煙(タバコは血管内皮を傷つけ、凝固を促進します)
- ホルモン療法(経口避妊薬やホルモン補充療法は血液凝固能を高めます)
- 慢性疾患(がん、心疾患、糖尿病などは血栓リスクを増大させます)
- 手術・外傷(手術や外傷により血管が損傷し、凝固カスケードが活性化します)
肺塞栓症の追加リスク要因
- 60歳以上
- 家族に肺塞栓症の既往がある
- 妊娠・産後
- 最近の外傷や大きな怪我
- 静脈瘤(静脈拡張症)
- 感染症
症状が出たらすぐ受診を
肺塞栓症は急速に進行することがあるため、以下のような症状が現れたら直ちに医療機関を受診してください。
- 突然の息切れ
- 胸部の痛みや圧迫感
- 原因不明の咳や血痰
早期の診断と治療が予後を大きく改善します。
