肺の一部または全体の虚脱(無気肺)とは?
肺の一部または全体が虚脱(無気肺)する状態は「無気肺(atelectasis)」と呼ばれます。肺胞が萎縮し、液体がたまることで起こります。
主な原因
- 気道の閉塞:異物、粘液、腫瘍などが気道を塞ぎ、空気が肺に届かなくなると肺胞が虚脱します。
- 外傷:交通事故や刺創などで肺が損傷すると、肺胞が壊れて虚脱します。
- 特定の疾患:肺炎や喘息などで気道が炎症を起こし狭くなると、無気肺が生じやすくなります。
- 加齢:加齢に伴い肺の弾力性が低下し、虚脱しやすくなります。
主な症状
- 息切れ
- 喘鳴(ぜんめい)
- 胸痛
- 咳嗽(がいそう)
- 発熱
- 倦怠感
治療法
無気肺の治療は、可能な限り気道の閉塞を除去することが基本です。具体的な方法は以下の通りです。
- 気管支鏡検査:細く柔軟なチューブにカメラを装着し、閉塞物を直接除去します。
- 外科手術:腫瘍や大きな閉塞物がある場合、手術で取り除くことがあります。
- 薬物療法:気道を拡張し、炎症を抑える薬が使用されます。
無気肺は重篤になることもありますが、適切に治療すれば回復が期待できます。上記の症状がある場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
