音が短い咳が出る疾患は何ですか?

はじめに

音が短く高い「フーフー」と鳴る咳が特徴的な病気は、百日咳(whooping cough)です。
百日咳は、Bordetella pertussisという細菌が原因で起こる、非常に感染力の強い呼吸器感染症です。

感染経路と潜伏期間

感染は、患者の咳やくしゃみによって飛散する飛沫を吸い込むことで広がります。潜伏期間は通常7〜10日ですが、5日から21日まで変動します。

主な症状

最初の1〜2週間は、鼻水、くしゃみ、軽度の発熱など風邪に似た症状が現れます。その後、数分間続く激しい咳発作が始まり、1日に何度も繰り返されます。咳の終わりに急に息を吸い込む際に「フーフー」という高音が出ます。

激しい咳発作は嘔吐を伴うことがあり、呼吸困難や肋骨骨折を引き起こすこともあります。

重症化リスク

特に乳幼児では重症化しやすく、肺炎、けいれん、脳障害、最悪の場合は死亡に至ることがあります。

治療と予防

百日咳の治療は、エリスロマイシンやアジスロマイシンといった抗生物質が中心です。症状が出たらできるだけ早く治療を開始し、合併症を防ぎましょう。

最も効果的な予防策はワクチン接種です。ジフテリア・破傷風・百日咳(DTaP)ワクチンは、子どもだけでなく大人にも推奨されています。

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