むずむず脚症候群(RLS)の概要と対策
むずむず脚症候群(Restless Leg Syndrome、RLS)は神経系の疾患で、米国国立神経障害・脳卒中研究所(NINDS)によると、約1,200万人が罹患しているとされています。軽度の症状を含めるとさらに多くなると考えられ、女性に多い傾向があります。
考慮すべき点
- NINDSの調査によると、RLS患者の80%以上が睡眠中に起こる周期性四肢運動障害(PLMD)を併発しており、無意識のうちに足が痙攣します。
原因
- 原因は多くの場合不明ですが、貧血、特定の慢性疾患、妊娠、あるいは一部の薬剤が関与することがあります。
- RLS患者の約半数が家族歴を持ち、遺伝的要因も示唆されています。
症状
- 足に深く沈んだような感覚、虫が這うような感覚、チクチク、灼熱感、鈍痛、またはジッとした不快感が現れます。
診断基準
- 以下の4つの条件をすべて満たす必要があります:
1. 足を動かしたくなる衝動が抑えられないこと。
2. 前記の不快感や感覚が伴うこと。
3. 静止時に症状が悪化し、動くことで緩和されること。
4. 夕方から夜にかけて症状が強くなること。
治療法
- 可能であれば基礎疾患の治療を行う。
痛み止め、温浴やマッサージ、リラクゼーション技術、温・冷湿布、規則的な睡眠習慣、適度な運動、アルコール・カフェイン・タバコの回避が推奨されます。
必要に応じて筋弛緩剤、オピオイド、パーキンソン病やてんかんの治療薬が使用されることがあります。
