10代は成長期特有の体内リズムの変化や学業・人間関係のストレスにより、睡眠障害が起きやすくなります。不眠、悪夢、遅発性睡眠相症候群(DSPS)などは特に一般的です。ナルコレプシーやむずむず脚症候群は10代で初めて症状が表れることが多く、放置すると日常生活に大きな支障を来します。睡眠不足は心身の健康を損ねるため、症状が見られたら早めに対策を講じましょう。

遅発性睡眠相症候群(DSPS)

思春期になると体内時計が遅れ、夜遅くまで起きて朝も遅くなる傾向があります。このリズムの遅れが極端になると、日中に正常に機能できなくなる遅発性睡眠相症候群と呼ばれる状態になります。

不眠症

不眠は年齢を問わず起こりますが、10代では学業や友人関係、身体の成長痛などがストレスとなり、慢性的になるケースが多いです。1か月以上続く場合は慢性不眠とみなされ、早めに医師の診察を受けることが推奨されます。

悪夢

ストレスや不安が原因で、10代に悪夢が頻発することがあります。たまに起こる程度は普通ですが、頻繁に夜中に目覚めてしまう場合は睡眠サイクルが乱れます。必要に応じて専門家に相談しましょう。

ナルコレプシー

10代で診断されることは稀ですが、10歳から25歳の間に症状が出やすく、見過ごされがちです。日中に突然眠くなり、予告なしに寝てしまう「睡眠発作」や、覚醒時に幻覚的な映像が現れる場合は早急に医療機関を受診してください。

むずむず脚症候群(RLS)

足に不快感があり、寝ている間に動かさずにはいられない状態を指します。11歳から20歳頃に発症しやすく、睡眠中の無意識の脚の動き(PLMS)と関連しています。

胃食道逆流症(GERD)

食道と胃の間の筋肉弁がうまく機能せず、胃酸が食道に逆流することで炎症を起こし、睡眠中に胸や喉の不快感が生じます。

睡眠時無呼吸症候群

深い睡眠中に気道が狭くなり、呼吸が止まることで体が浅い睡眠に戻ります。自覚しにくい症状ですが、過度の眠気や日中の集中力低下が続く場合は、無呼吸が原因の可能性があります。