灌流CTを用いた虚血性脳卒中診断プロトコル
1. 静脈路確保と輸液開始
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右腕肘前部(左腕でも可)に18GのIVカテーテルを留置し、濃縮造影剤が左胸腔静脈に流れ込むのを防ぎます。
プロトコルに基づき、体重1.5 mL/kg/時の生理食塩水を投与開始します(カリフォルニア大学サンフランシスコ校神経内科、Wade Smith 医師ら)。
2. 非造影頭部CT
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患者を64スライスCTスキャナに入れる前に頭部を前方に傾け、5 mm厚の連続スライスで非造影頭部CTを撮像します。非造影CTは出血性脳卒中の迅速な判別に有用です。
3. 脳・頸部CT血管造影(CTA)
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末梢IVから110 mLのヨード造影剤を4 mL/秒で注入し、20秒後に再撮像します。撮像条件はピッチ3:1、スライス厚1.25 mm、120 kV、170 mAsです(Smith 医師らのプロトコル)。
4. CT灌流画像取得
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非造影CTとCTAの後、動的CT灌流検査を実施します。非イオン性造影剤40 mLを4 mL/秒で投与し、9秒のディレイ後に40〜60秒間連続撮像します。
撮像パラメータは視野25 cm、120 kV、30〜60 mA、マトリクス512×512です(Heidi Roberts 放射線腫瘍医ら)。トグルテーブル技術を用い、厚さ2 cmの2部位(各1 cm区画)を交互に撮像し、主に中大脳動脈領域(島皮質/基底核、半卵円中心、深部白質)を対象とします。
5. ワークステーションでの画像解析
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全画像をワークステーションへ転送し、CTAの最大強度投影(MIP)画像と脳灌流マップを作成します。これらはPACSに保存され、放射線科医が解析します。
灌流パラメータとして、脳血流(CBF)、脳血容積(CBV)、平均通過時間(MTT)を評価します。CBFの低下は不可逆的な梗塞中心部を示し、CBV・MTTの変化はまだ生存可能な組織(半影)を示唆します。
6. 灌流画像の特別な活用
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CBVまたはMTTの異常がCBFの異常より広い場合、これを「半影(ペナンブラ)」と呼び、救済可能な組織が残存している可能性があります。
このミスマッチを根拠に、推奨時間枠を超えていても血栓溶解薬などの治療介入が検討されます。
