熱中症への対処法
熱中症とは
熱中症は、極端に暑く湿度が高い環境で起こりやすい急性疾患です。体は汗をかいて体温を下げようとしますが、条件が厳しいと熱が放散できず、体温が危険なレベルまで上昇します。主な罹患者は屋外作業者、乳幼児、高齢者、そしてアスリートです。早期に適切な処置を行わないと、熱中症は致命的になることがあります。
応急処置の手順
ステップ 1:救急車(119)を呼ぶ
熱中症の症状にはめまい、嘔吐、吐き気、倦怠感、筋肉の痙攣、頭痛などがあります。これらを確認したらすぐに119番へ電話し、救急医療の支援を要請してください。
ステップ 2:衣服を緩め、冷却する
救急隊が到着するまでの間、被害者の衣服をできるだけ緩め、体表面に水をかけて冷やします。脇の下や股間に氷嚢や冷たいタオルを当てると効果的です。常に側に付き、様子を見守りましょう。
ステップ 3:陰涼な場所へ移動する
屋外にいる場合は、直射日光を避けられる陰になる場所へ移動させます。近くにプールがあるなら、浅い場所に入れて体を冷やすのも有効です。
ステップ 4:体温を測定し続ける
体温計が手元にあれば、被害者の体温を測定し続けます。体温が約38〜38.5℃(101〜102°F)まで下がるまで冷却を続けます。
ステップ 5:水分を補給させる
冷たい水やスポーツドリンクを少量ずつ与えます。カフェイン入り飲料は避けてください。嘔吐の可能性に備え、容器と濡れた布を近くに用意しておきます。
ステップ 6:意識がない場合の対処
意識がない場合は、気道が確保できているか確認し、呼吸と心拍を確認します。呼吸が止まっている場合は心肺蘇生(CPR)を実施します。口を開けて気道を確保し、左側臥位に寝かせることで嘔吐物が気道に入るのを防ぎます。
