脳卒中の評価と対処法

脳卒中は脳への血流が途絶えることで起こり、障害部位により症状はさまざまです。早期発見と迅速な対応が予後を大きく左右します。

急性症状

  • 顔面の突然のしびれや筋力低下、片側の腕や脚のしびれ、言語障害や混乱、視力低下、歩行困難、めまい・平衡感覚の喪失、突発的な激しい頭痛などが急性脳卒中の典型的な症状です。

迅速な対応の重要性

  • 脳卒中は年齢や性別に関わらず起こり得ます。上記の症状が現れたら、危険度に関わらず直ちに医療機関へ連絡してください。症状開始から3時間以内に投与できる組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)という血栓溶解薬は、後遺症を軽減する可能性があります。

一過性虚血発作(TIA)

  • 症状が数分から数時間で消失した場合は、一過性虚血発作(TIA、ミニストローク)である可能性があります。症状が消えてもすぐに医師の診察を受け、救急部での評価を受けてください。TIAは将来の重度脳卒中リスクを示すため、医師はアスピリンの服用やMRI検査(リスクが高い場合は24時間以内、低い場合は1週間以内)を指示します。

FAST(顔・腕・言語)テスト

  • 脳卒中の代表的な3症状を覚える簡単なチェックリストです。
    F(Face)顔面の筋力低下:笑顔ができるか、口や目が下がっていないか。
    A(Arm)腕の筋力低下:両腕を上げられるか。
    S(Speech)言語障害:はっきり話せるか、相手の言葉が理解できるか。
    T(Time)時間:異常が見られたらすぐに119番へ電話。

リスク要因

  • 55歳以上の人に多く見られ、加齢に伴う動脈硬化やコレステロール蓄積が原因です。家族歴、アジア系・アフリカ系・カリブ系の人々はリスクが高いとされています。高血圧、糖尿病、心疾患なども動脈を傷つけ、脳卒中リスクを高めます。定期的な血圧測定、禁酒・禁煙、適度な運動とバランスの取れた食事で予防しましょう。

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