眼卒中(眼の血管障害)の症状と原因

眼の血管が詰まる「眼卒中」は、視神経や網膜への酸素・栄養供給が遮断されることで起こります。血管が閉塞すると視力低下や視野欠損などの症状が現れ、障害の程度は閉塞部位と損傷の広がりに左右されます。

症状

  • 眼卒中は片眼または両眼に発症し、痛みは伴いません。症状は軽度から重度までさまざまで、視界のゆがみや部分的な視力低下、最悪の場合は視野全体が覆い隠されたように感じる「カーテンがかかった」感覚があります。
  • 盲点や周辺視野の欠損も見られ、発作は15〜20分程度で終わることもあれば、長時間続くこともあります。

枝状網膜血管閉塞の原因

  • 枝状網膜動脈閉塞(BRAO)は、心臓や頸部から剥がれたプラークや血栓が動脈に詰まることで、急激な周辺視野の欠損を引き起こします。
  • 枝状網膜静脈閉塞(BRVO)は、主に糖尿病や高血圧が原因で、一本の眼の静脈に血栓ができ、血管硬化を伴います。

枝状網膜血管閉塞の症状

  • BRAOでは、周辺視野や中心視野の突然の喪失が主な症状で、視界のゆがみや盲点が永久的になることがあります。
  • BRVOでは、視力低下、盲点、視界のぼやけが見られます。

中心網膜血管閉塞の原因

  • 中心網膜動脈閉塞(CRAO)は、頸部や心臓からの血栓・塞栓が網膜へ流れ込み、血流を遮断します。原因は心臓弁膜症や糖尿病です。
  • 中心網膜静脈閉塞(CRVO)は、慢性的な開放隅角緑内障や動脈硬化、高血圧が関与しています。

中心網膜血管閉塞の症状

  • CRAOでは、視力が急激に失われ、指一本すら見えないほどの暗闇や光すら認識できない状態になることがあります。症状は90分以内に塞栓が除去されても永久的になることがあります。
  • CRVOでは、軽度から重度までの視力低下が見られます。

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