巨大な脳卒中(大規模脳卒中)とは何か
米国のストローク・アウェアネス・ファウンデーションによると、脳卒中は米国で3番目に多い死亡原因で、毎年16万人が亡くなり、障害の主要な原因ともなっています。軽度の症状から、重篤な麻痺・昏睡・死亡に至る「巨大な脳卒中」まで様々です。
定義
「巨大な脳卒中」や「大規模脳卒中」という言葉は医学的な正式用語ではなく、脳に大きな損傷を与える重度の脳卒中を指す俗称です。脳卒中は、血栓による血流遮断や頸動脈・脳動脈の閉塞、あるいは血管破裂による出血などで脳への血液供給が途絶えることで起こります。
タイプ
脳卒中は主に虚血性と出血性の2タイプに分けられます。
虚血性脳卒中は血栓が脳への血管を塞ぐことで起こり、血栓が直接動脈内で形成される「血栓性」や、体の別部位でできた血栓が脳に流れ込む「塞栓性」に分類されます。
出血性脳卒中は脳内の血管が破れ、出血により脳細胞が損傷するものです。
重要性
軽度の脳卒中は症状がほとんどなくてもありますが、広範囲に脳細胞が失われると麻痺・言語障害・認知機能低下・昏睡など深刻な後遺症が現れます。早期に救急医療を受け、血栓溶解薬(クロットバスター)を投与すれば、障害を最小限に抑えられることがあります。
治療とケア
治療は症状の重さに応じて選択されます。米国国立医学図書館は、言語障害がある患者には画像や繰り返しのデモンストレーション、代替コミュニケーション手段が有効としています。また、在宅介護、デイケア、リハビリ施設など、安全で医療的サポートが受けられる環境が必要です。
警戒サイン
年齢は関係なく脳卒中は起こりますが、65歳以上に多いです。主な警戒サインは、歩行時のバランス喪失、言語のこもりや顔面の垂れ、視覚障害、激しい頭痛などです。ストローク・アウェアネス・ファウンデーションは、発症から3時間以内に治療を開始することが最も効果的だと指摘しています。
