脳卒中の症状はどれくらい続くのか?
脳卒中は脳への血流が阻害されることで起こり、脳細胞が酸素不足に陥り死滅します。米国国立神経疾患・脳卒中研究所によれば、脳卒中は米国で3番目に多い死因です。症状の出方や持続時間は、発症した脳卒中のタイプによって大きく異なります。
一過性脳虚血発作(TIA)
一過性脳虚血発作は脳卒中の前兆とされ、メイヨークリニックの調査では、TIAを経験した人の約3分の1がその後脳卒中を発症します。症状は脳卒中と同様ですが、数分から最大24時間で自然に消失します。早期の医療介入が、重篤な脳卒中の予防につながります。
突然の症状
脳卒中の約20%は出血性脳卒中で、血管が破裂し脳内に出血します。このタイプは警告なしに急激に症状が現れ、適切な治療が遅れると麻痺や記憶障害が永続的になることがあります。早期のサインを認識し、迅速に対応することが重要です。
警戒サイン
突然の混乱や方向感覚の喪失、歩行や言語の障害が見られたら脳卒中の可能性があります。言葉がもごもごしたり、身体の片側がしびれることもあります。両腕を頭上に上げて片方が下がってしまう(片側の筋力低下)や、視覚障害、激しい頭痛は典型的な警戒サインです。
医療機関への受診
TIAは自然に症状が消えても、さらなる脳卒中を防ぐために速やかな受診が必要です。呼吸困難や止まらない嘔吐がある場合は直ちに救急車を呼びましょう。メイヨークリニックは「脳卒中は脳への攻撃であり、治療が遅れるほど後遺症が残りやすい」と警告しています。
治療
米国国立神経疾患・脳卒中研究所の研究によれば、発症後3時間以内に組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)を投与された患者は、投与されなかった患者に比べて回復が良好で、3か月後の後遺症がほとんど見られませんでした。
予防・対策
糖尿病、高血圧、心疾患を抱える人は脳卒中リスクが高まります。ノースウェスタンメモリアル病院の報告では、血圧が正常で医師の指示がある場合に限り、アスピリン服用が脳卒中予防に有効とされています。生活習慣の改善と定期的な健康チェックが重要です。
