脳卒中リスク
脳卒中は、永続的な身体・精神障害や死亡につながる重大な疾患です。リスク要因は遺伝的要因や変更できない要因と、生活習慣や健康状態によって変えられる要因に分かれます。医師と相談し、リスクを把握して適切な対策を取ることが重要です。
高血圧
米国心臓協会(AHA)によれば、高血圧は米国における脳卒中の最大の原因です。バランスの取れた食事と定期的な運動で血圧上昇を防げますが、遺伝や不明な要因で高血圧になる人もいます。必要に応じて医師は血圧を正常範囲に保つ薬を処方します。
高コレステロール
血中コレステロールが高いと脳卒中リスクが上がります。特に男性でHDL(善玉)コレステロールが低いとリスクが高まります。女性におけるHDLの影響はまだ十分に確認されていません。
食生活の乱れと肥満
脂肪や塩分の多い食事は血圧・コレステロールを上昇させ、肥満の原因にもなります。肥満はさらに脳卒中リスクを高めます。AHAは、1日5食分の野菜や果物を摂取することでリスク低減が期待できると推奨しています。
糖尿病
糖尿病患者は脳卒中リスクが高く、しばしば高血圧や高コレステロール、肥満が併存します。血圧・コレステロール・体重を適正に管理することが特に重要です。
心血管疾患
頸動脈の狭窄は血流を妨げ、脳卒中を引き起こすリスクがあります。動脈硬化によるプラークの蓄積が原因です。また、末梢動脈疾患や冠動脈疾患もリスクを高めます。
たばこ・アルコール・薬物
喫煙は血管を損傷し、血栓形成の危険を増大させます。経口避妊薬を使用する女性は特に注意が必要です。男性は1日2杯以上、女性は1日1杯以上のアルコール摂取がリスクを上げます。コカインやヘロイン、アンフェタミンなどの違法薬物使用も同様です。
変えられないリスク要因
AHAによれば、55歳を過ぎるごとに脳卒中リスクは約2倍に増加します。高齢者は生活習慣の見直しが特に重要です。男性の方が発症率は高いものの、脳卒中死亡者の半数以上は女性です。家族に脳卒中の既往がある場合や、アフリカ系アメリカ人はリスクが高く、過去に脳卒中や一過性脳虚血発作(TIA)を経験した人も再発リスクが高いです。
