脳卒中予防におけるアスピリン療法の概要
治療適応の評価
医師は、日常的なアスピリン服用を開始する前に、既往歴や現在の服薬状況、副作用への感受性、アレルギーなどを総合的に評価します。また、家族歴や生活習慣も確認します。胃潰瘍、心不全、喘息、凝固障害などはアスピリン禁忌となります。イベルブプロフェン、ヘパリン、ワルファリンなど、抗凝固作用を増強または相殺する薬剤の使用も必ず報告してください。
医師の指示の重要性
FDAはアスピリンを脳卒中予防薬として承認していません。そのため、適応は医師の判断に委ねられます。医師が適応外と判断した場合は、自己判断で服用しないでください。適応と判断された場合は、指示された1日量を厳守してください。
副作用と注意点
主な重篤な副作用は胃や脳の出血、アレルギー反応、難聴、耳鳴り、腎不全、出血性脳卒中の悪化です。異常を感じたらすぐ医師に連絡しましょう。女性はアルコールを1杯まで、男性は2杯までに制限してください。出血性脳卒中が疑われる場合は、アスピリンは絶対に服用しないでください。
「スーパーペリン」療法(血小板凝集阻害薬)
アスピリンにアレルギーがある、または副作用が強い場合、医師はクロピドグレル(プラビックス)やエプチフィバチド(インテグリン)などの血小板凝集阻害薬を処方することがあります。これらはアスピリンと併用するのは特定の状況に限られますので、自己判断で中止しないでください。
補足情報
2009年以降、リスクが高い患者に対する一次予防としてのアスピリン効果については議論があります。米国心臓協会やFDAは引き続き推奨していますが、BMJの研究では予防効果が認められないと報告されています。最新のエビデンスは医師に相談してください。
