脳卒中患者の作業療法におけるリハビリ運動
関節可動域訓練
\n関節可動域訓練は、作業療法士が行う受動的な運動と、患者自身が行う能動的な運動を組み合わせ、障害部位の可動域を回復させることを目的とします。
\n例として、肩関節の可動域が制限されている場合、腕をまっすぐ伸ばしたまま指を組み、肩に痛みが出ない範囲で頭上に持ち上げます。最高点で5〜10秒保持し、ゆっくり戻す動作を2〜3回繰り返し、徐々に可動域を広げます。
\n協調性訓練
\n脳卒中患者は顔面や体の片側に協調性障害が残りやすいです。鏡の前で笑顔としかめ面を交互に5〜10秒保持する練習や、舌を出して5秒キープし口蓋に当てる動作、顎を前後にゆっくり動かす練習などが有効です。
\n有酸素運動
\nリハビリの最後のステップとして、トレッドミルでの速歩などの有酸素運動が推奨されます。米国心臓協会によると、定期的な有酸素運動は回復予後を改善し、リハビリ期間を短縮します。体力に余裕があれば、週4〜5回、1日30分の歩行を目安に行いましょう。
\n