頸動脈は頭部と頸部へ血液を供給し、脳へ酸素を届ける重要な血管です。プラークが蓄積して頸動脈が狭くなると、脳への酸素供給が阻害され、脳卒中のリスクが高まります。

種類

  • タイプ1: 均一にエコルーセント(低エコー)で、ほぼ透明に映ります。
  • タイプ2: 主にエコルーセントで、部分的にエコーが弱いです。
  • タイプ3: エコーが強く、エコジェニックです。
  • タイプ4: 均一にエコジェニックで、強いエコーを示します。
  • タイプ5: 強い石灰化や音響シャドウのため、エコー像が評価できません。

臨床的特徴

  • タイプ1・タイプ2は症状を伴う脳卒中で頻出し、狭窄が70%以上の患者に多く見られます。
  • タイプ3・タイプ4は無症状の動脈硬化や動脈瘤で比較的多く、エコジェニックなプラークが特徴です。
  • プラークのエコー特性は、症状の有無や狭窄率と関連しています。

検査法

  • 頸動脈超音波検査(キャリアディアルエコー)は放射線を使用せず、安全にプラークの有無や性状、狭窄率を評価できます。
  • 必要に応じてCTやMRIで石灰化や血流の詳細を確認します。

治療法

  • 抗血小板薬(アスピリンなど)による薬物療法が第一選択です。
  • 狭窄が50%以上で症状がある場合や、60%以上で無症状でもリスクが高い場合は頸動脈内膜剥離術(カリエクタンドアーテレクトミー)を検討します。
  • 手術適応は神経学的所見や全身状態に応じて判断します。

重要性

  • プラークの種類とエコー所見を正確に把握することで、最適な薬物療法や手術のタイミングを決定できます。
  • 適切な治療により、血流と酸素供給が回復し、脳卒中の再発リスクを低減します。