重度脳卒中患者の治療とリハビリテーション

脳卒中の患者とその周囲の人々は、回復の過程がいかに困難であるかを身をもって感じています。家族は早く元の生活に戻ってほしいと願いますが、最も強く普通の生活を望むのは患者本人です。近年、重度脳卒中患者の回復支援は大きく進歩し、リハビリテーション、薬物療法、その他の治療法が組み合わさって、可能な限り速やかに最大限の機能回復を目指すことができるようになっています。

リハビリテーション

脳卒中は脳に損傷を与えるため、失われた機能が完全に回復しないこともあります。リハビリは、実績のある方法で身体機能を最大限に取り戻すことを目指します。関節可動域訓練は最も一般的で、繰り返すことで効果が高まります。例えば、何千回もの試行錯誤の末にようやく手を動かせるようになることがあります。リハビリ手術は、その動きを快適にできるよう支援します。着替えや歯磨きといった日常動作も、リハビリにより正常に近づくことが期待できます。

薬物療法

薬物治療は脳卒中後の標準的な治療です。急性期には、血栓を溶解し脳への血流を回復させるためにアスピリンなどの血液希釈薬が使用されます。早期に酸素供給が再開すれば、機能維持が期待できます。手術中や術後には、静脈内点滴で薬剤を投与し回復を促進します。近年は、神経障害を克服する新薬の研究も進んでおり、将来的な治療の選択肢が拡がっています。

その他の治療法

脳卒中の直後に血管内手術(血管形成術やステント留置術)が行われ、損傷リスクを低減します。これらが不成功の場合、組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)を血流に投与し血栓溶解を試みます。言語聴覚士は発話機能の回復を支援し、リハビリと連携して治療にあたります。また、減圧酸素療法(高圧酸素チャンバー)は脳卒中後の損傷軽減に一定の効果が報告されています。さらに、心疾患の管理は再発防止に重要です。

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