酵素と脳卒中リスクの関係
脳卒中とは
米国心臓協会によると、心臓病やがんに次いで脳卒中は米国で3番目に多い死因です。脳卒中は脳の特定部位への血流が途絶えることで起こります。血流障害は血管が詰まる(血栓)か、破裂した血管から漂う血栓が脳へ流れ込むことで生じます。
血管の詰まりや破裂は、血管壁に脂肪沈着(プラーク)が蓄積することで起こります。心臓病の既往歴がある人は、プラークが一定以上になると脳卒中リスクが高まります。
動脈硬化
動脈硬化は血管や動脈の壁にプラークが蓄積し、血流が妨げられる状態です。プラークが脳へ血液を供給する血管を閉塞すると脳卒中が発生します。高脂肪・低食物繊維の食事がプラーク蓄積を促進し、さらに高血圧、糖尿病、脂質異常などの疾患がリスクを増大させます。
炎症
プラークが血管壁に付着すると血管は炎症を起こします。炎症は免疫系が異物を排除しようとする正常な反応ですが、同時に酵素反応が活性化されます。心臓病や脳卒中においては、これらの酵素が炎症マーカーとなり、病態の進行を示す指標となります。
酵素の働き
酵素は体内の化学反応を調整する触媒であり、特定の基質と結合して反応を促進します。免疫系にも独自の酵素があり、炎症部位で活性化されます。例えば、C反応性タンパク質(CRP)は炎症を検知する代表的な酵素で、血管内のプラーク蓄積が多いと血中濃度が上昇します。
血液検査での評価
心筋酵素の血中濃度が上昇すると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが示唆されます。主な検査項目にはクレアチンキナーゼ(CK)、C反応性タンパク質(CRP)、トロポニンなどがあります。これらの酵素は心臓の損傷後、約14日間高値を保つことがあります。
血液検査により酵素レベルを把握すれば、心臓や脳の血管障害の早期発見・予防につながります。
