脳卒中とストレスの関係
概要
脳卒中は血栓、血管破裂、動脈瘤などが原因で脳への血流が遮断され、酸素供給が途絶えることで起こります。酸素が供給されないと全身の機能が低下し、重度の場合は死亡に至ります。神経内科医のオラジデ・ウィリアムズ博士によれば、週ごとに慢性的なストレスを感じている人は、心臓病のリスク要因が少ない人に比べて脳卒中を起こす確率が高くなるとされています。
脳卒中のタイプ
脳卒中は主に以下の3種類に分けられます。
- 血栓性脳卒中(トロムボティック):脳の動脈内で血栓が直接形成され、血流が遮断されます。
- 塞栓性脳卒中(エンボリック):体の他の部位でできた血栓が血流に乗って脳に到達し、血管を詰まらせます。
- 出血性脳卒中(ヘモリック):脳内で出血が起こり、血液が圧迫して血流を妨げます。
ストレスと脳卒中の関係
長期間にわたるストレスはコレステロールの上昇や血圧の上昇を招き、これらは脳卒中の主要なリスク要因です。ストレス自体が直接的に脳卒中を引き起こすわけではありませんが、過度の飲食や過度の飲酒といった不健康な対処法が血中コレステロールや血圧を上げ、結果的に脳卒中リスクを高めます。
脳卒中後の生活
脳卒中から回復するまでの期間は、個人差や脳卒中のタイプによって大きく異なります。脳卒中は体内のエネルギーと栄養を著しく消耗させ、回復期は極度の倦怠感が続くことがあります。リハビリには理学療法、作業療法、言語療法、心理カウンセリングなどが必要で、数年単位で継続するケースも少なくありません。かつて自立していた日常動作ができなくなることは、本人にとって大きなストレス要因となります。
ストレスと脳卒中の症状
脳卒中後には身体的な変化だけでなく、感情面でも大きな変化が現れます。身体機能の回復と同時に、性格や感情表現が変化することがあります。たとえば、以前は穏やかだった人がイライラしやすくなる、怒りの爆発が増えるといったケースです。患者は歩行、衣服の着脱、食事、言語・文字によるコミュニケーションなどの基本的な行動が制限されるため、恐怖感・不安・うつ状態に陥りやすくなります。
