脳卒中後の腕の機能回復法
脳卒中を経験した多くの方は、少なくとも片方の腕の機能が部分的に失われます。自然に3〜6か月で回復する人もいれば、集中的な運動やリハビリテーションが必要な人もいます。リハビリの鍵は「忍耐」。近年の新しい治療法は、発症後1年を過ぎても機能改善が期待できることを示しています。
強制療法(Forced Therapy)
-
健康な腕を固定し、弱った腕だけで日常動作を行うことで脳に再配線を促します。タオルを使う、歯を磨く、本を持つといったシンプルな作業を毎日繰り返すことで、弱い腕への信号が増加し、回復が促進されます。この方法で再び文字を書くことができるようになった患者も報告されています。
ロボットリハビリ装置(Robo Rehab Device)
-
ニューヨーク・プレスビテリアン/ウエイル・コーネル病院で導入された「Myomo e100 NeuroRobotic System」は、腕の筋肉に電気インパルスを送ってモーター支援を提供します。従来の短期間リハビリという考え方に挑戦し、脳が患部の腕と新たな結びつきを形成できるよう支援します。
エクササイズ(Exercises)
-
理学療法士や医師が提案する様々なエクササイズがあります。まずは肩を上下に動かす簡単な動作から始め、弱った腕でボールを握りながら横方向に伸ばします。腕をまっすぐ伸ばしたまま体側から前方へ、再び側面へと戻す動作で可動域を広げます。温かい湯で指と手を温めた後は、パズルを組む、小さな物を握るといった細かい動作を行いましょう。最初は難しく感じても、継続的に練習すれば腕の機能は徐々に回復します。
