ミニストローク(TIA)の症状と対策
脳卒中は成人の神経障害の主な原因であり、脳は体のあらゆる機能を司ります。血流が途絶えると、該当部位が制御する機能が失われます。ミニストローク(一次性脳虚血発作、TIA)は、脳への血流が一時的に不足することで起こり、将来の本格的な脳卒中リスクを高める警告サインです。年齢に関係なく起こり得ますが、65歳未満の患者も約3割を占めます。
事実
- ミニストロークは、脳の一部への血流が数分から数時間の間に途絶えることで起こります。酸素と栄養が不足すると、言語障害や片側の手足の麻痺などが現れます。以前は「TIA(Transient Ischemic Attack)」と呼ばれていました。
時間経過
- 症状は数分から数時間続き、24時間以内に自然に消失します。多くの場合、発症後30分以内に改善しますが、稀に2時間以上続くこともあります。症状が現れたら速やかに医師の診察を受けることが重要です。
症状の識別
- 血管がどこで閉塞したかにより、顔や体の片側の脱力・しびれ、言語障害、めまい、短時間の視覚障害などが現れます。症状は軽微なものから明確なものまで幅がありますが、いずれもミニストロークのサインです。
予防・対策
- 完全に予防することはできませんが、リスクは低減できます。高血圧は医師の指示に従い管理し、脂質・コレステロールの多い食事や塩分の摂取を控えます。糖尿病は血糖コントロールを徹底し、禁煙・適度な飲酒を心がけましょう。
警告
- 国際脳卒中協会によると、ミニストロークを経験した人は90日以内に本格的な脳卒中を起こすリスクが25%上昇します。症状が軽微でも早期受診が不可欠です。視野の一時的な喪失も起こり得ます。
