リチウムと甲状腺機能低下症
リチウムは双極性障害(躁うつ病)の治療に広く用いられる気分安定剤です。一方、甲状腺は頸部に位置する内分泌腺で、代謝やエネルギー管理に関わるホルモンを血中に分泌します。リチウムと甲状腺機能低下はしばしば関連しており、特に女性や高齢者でリスクが高まります(メイヨークリニック)。
リチウムの副作用
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過剰な渇き、痙攣、幻覚、協調運動障害、不整脈、体重増加などが報告されています。体重増加はリチウムが甲状腺や代謝に及ぼす影響と関連しています。
甲状腺機能低下症(低甲状腺機能)
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甲状腺が十分なホルモンを産生できない状態を指し、疲労感、倦怠感、体重増加、脱毛、うつ症状、記憶力低下など多様な症状が現れます。放置すると関節痛、不妊、心血管疾患のリスクも高まります(メイヨークリニック)。
リチウムが甲状腺に与える影響
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リチウムは甲状腺ホルモンの放出を阻害し、代謝調整がうまくいかなくなります。その結果、体重が増加しやすくなるだけでなく、甲状腺機能低下の早期サインとなります。
精神医学・神経科学ジャーナルに掲載されたチャンタル・ヘンリーの研究では、リチウム投与開始後1年目の体重増加が血液検査による甲状腺機能低下の最も予測的な指標であることが示されています。
その他のリスク要因
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メイヨークリニックによると、甲状腺機能低下は主に50歳以上の女性に多く見られますが、誰でも発症の可能性があります。家族歴に自己免疫疾患があること、頸部や上胸部への放射線照射、部分的な甲状腺切除手術歴もリスク因子です。
予防・対策
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症状が出る前でも、定期的な血液検査で甲状腺機能をモニタリングすることが重要です。医師は症状やリスク要因に応じて検査を勧めます。治療としては、レボチロキシンなどの甲状腺ホルモン補充が一般的です(Bupa)。リチウム使用者の場合、必要に応じてリチウムの用量調整が行われます。
