甲状腺疾患の治療に使われる主な薬剤

甲状腺疾患は女性の4人に1人、男性でも増加傾向にあります。体重増加や気分の変動、脱毛、寒さに対する過敏症、性機能障害などの症状は日常生活に支障を来すことがありますが、適切な薬物治療で改善できます。内分泌科医と相談し、症状や体調に合わせた薬剤を選択しましょう。

Synthroid(シンセロイド)

  • 合成甲状腺ホルモンで、最も処方数が多い薬剤のひとつです。
  • 体重、気分、脱毛、寒さに対する感受性など、甲状腺が関与する全機能を補います。
  • 用量は症状に応じて調整し、空腹時に服用します。
  • 心筋梗塞既往者には推奨されません。
  • 副作用はほとんど報告されていません。
  • ジェネリック医薬品は現在ありません。

Armour Thyroid(アーマー・サイロイド)

  • 豚の甲状腺から抽出した天然ホルモン製剤です。
  • 甲状腺機能低下症(甲状腺低下)治療に用いられます。
  • 副作用は報告されていません。
  • ジェネリックは利用できません。

Nature‑Throid と Westhroid(ネイチャー・サイロイド/ウェストロイド)

  • 同様に豚の甲状腺から作られた天然ホルモン製剤です。
  • グルテン、コーン、小麦を含まず、アレルギーリスクが低いとされています。
  • 米国農務省(USDA)と医療基準を満たす品質です。
  • 副作用は報告されていません。
  • ジェネリックはありません。

Levoxyl(レボキシル)

  • 合成甲状腺ホルモン(レボチロキシン)で、甲状腺低下症の標準治療薬です。
  • 体重管理や体温調節などの甲状腺機能を代替します。
  • 服用時はクルミや食物繊維が多い食品を避けると、吸収が妨げられにくくなります。
  • 副作用はほとんど報告されていません。
  • ジェネリック医薬品が利用可能です。

Cytomel(サイトメル)

  • 合成トリヨードサイロニン(T3)製剤で、甲状腺ホルモンの代謝作用を補います。
  • 経口避妊薬、抗凝固薬、糖尿病治療薬と併用すると相互作用の可能性があります。
  • 副作用は特に報告されていません。
  • ジェネリック医薬品が利用可能です。

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