甲状腺TSHの正常範囲について
甲状腺は首にある腺で、成長、代謝、体温、エネルギーレベルを調整するホルモンを産生します。ホルモンが過剰または不足すると、さまざまな不調を感じます。
ホルモンの基本
- 甲状腺は主にサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)という2つのホルモンを産生します。下垂体はTSH(甲状腺刺激ホルモン)を分泌し、T3・T4の合成と放出を調整します。
甲状腺機能亢進症(Hyperthyroidism)
- T4が過剰に産生されると、体の代謝が加速し、予期しない体重減少、頻脈、睡眠障害、発汗、焦燥感やイライラなどの症状が現れます。
甲状腺機能低下症(Hypothyroidism)
- T4が不足すると、疲労感、体重増加、抑うつ、便秘などの症状が出ます。
上限(Top of Range)
- 2001年に米国臨床内分泌学会(AACE)はガイドラインを改訂し、TSHが3.0以上の場合は甲状腺機能低下症とみなし、治療の対象とするとしました。従来の上限は5.5で、一部の医師はまだ旧基準を使用しています。
下限(Bottom of Range)
- TSHが0.3未満は甲状腺機能亢進症と判断されます。したがって、AACEが定める正常範囲は0.3〜3.0です。
