甲状腺疾患とその治療法

甲状腺は代謝を調整するホルモン(T3・T4)を分泌します。ホルモンの過不足は、健康に重大な影響を及ぼします。

甲状腺の正常な働き

健康な人では、甲状腺は適切な量のチロキシン(T3)とサイロキシン(T4)を産生し、体のエネルギー代謝をコントロールします。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

ホルモンが過剰に分泌されると、以下のような症状が現れます。

  • 急激な体重減少
  • 心拍数の増加(頻脈)
  • 手足の震え
  • 過度な発汗
  • 食欲の著しい増加

甲状腺機能低下症(甲状腺低下症)

ホルモンが不足すると、次のような症状が見られます。

  • 原因不明の体重増加(食事や運動に関係なく)
  • 疲労感・倦怠感
  • 顔や手足のむくみ
  • 声が低くなる
  • 便秘が頻発

甲状腺疾患の検査

医師はまず家族歴を確認し、血液検査でT3・T4・TSHの濃度を測定します。必要に応じて超音波検査やシンチグラフィーを行うこともあります。

甲状腺機能亢進症の治療法

主な治療オプションは次の通りです。

  • 抗甲状腺薬によるホルモン産生抑制
  • 外科的甲状腺部分切除または全摘出
  • 放射性ヨード療法

甲状腺機能低下症の治療法

不足したホルモンは合成レボチロキシン(LT4)で補充します。患者の症状や血中ホルモン濃度に合わせて用量を調整します。

適切な診断と治療で、甲状腺疾患は管理可能です。

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