副甲状腺機能亢進症とは?原因と概要
副甲状腺機能亢進症とは
副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺が過剰に副甲状腺ホルモン(PTH)を分泌する状態です。PTHは血中カルシウム濃度を調整する重要なホルモンですが、過剰になるとさまざまな健康問題を引き起こします。
原因
一次性副甲状腺機能亢進症
最も一般的なタイプで、良性腫瘍(腺腫)によって副甲状腺が刺激されることが原因です。
二次性副甲状腺機能亢進症
腎不全やビタミンD欠乏など、血中カルシウムが低下する基礎疾患が原因でPTHが過剰に分泌されます。
三次性副甲状腺機能亢進症
二次性副甲状腺機能亢進症が長期間放置され、副甲状腺が自律的に機能し続ける状態です。
主な症状
- 腎結石
- 骨の痛みや骨折リスクの増加
- 筋力低下
- 倦怠感
- 吐き気・嘔吐
- 便秘
- 口渇・多飲
- 頻尿
診断方法
血液検査でPTHとカルシウム濃度、尿検査でカルシウム・リンの排泄量を測定します。さらに、超音波やCT、シンチグラフィーなどの画像検査で副甲状腺の形態や腫瘍の有無を確認します。
治療
一次性の場合
影響を受けた副甲状腺の外科的切除が標準治療です。
二次性の場合
基礎疾患(腎不全やビタミンD欠乏)を適切に管理し、カルシウム・ビタミンDの補充を行います。
三次性の場合
多くの場合外科手術が選択されますが、薬物療法でPTH分泌を抑えることもあります。
予後
適切な治療を受ければ症状は大幅に改善し、長期的な予後も良好です。
