甲状腺や膵臓のホルモン過剰・不足が及ぼす影響

甲状腺

過剰分泌(甲状腺機能亢進症)

代謝が亢進し、体重減少、心拍数増加、発汗増加、不安感、神経過敏、暑さに対する耐性低下などが現れます。
甲状腺腫(甲状腺の肥大)や眼球突出(眼球突出症)・眼瞼後退といった眼の症状が見られることもあります。

不足分泌(甲状腺機能低下症)

代謝が低下し、体重増加、倦怠感、便秘、寒さに対する耐性低下、皮膚乾燥、抑うつ状態などが起こります。
甲状腺がホルモン不足を補おうとして肥大し、甲状腺腫が形成されることがあります。重症例では、ミクセデマ昏睡という生命を脅かす状態に至ることがあります。

膵臓

過剰分泌(高血糖)

インスリンが十分に分泌されない、またはインスリン抵抗性があると、血糖値が上昇し、糖尿病(特に1型)を引き起こします。
多飲・多尿、疲労感、視力低下、心血管疾患、神経障害、腎臓病などの合併症リスクが高まります。

不足分泌(低血糖)

インスリン過剰産生腫瘍(インスリノーマ)や特定の薬剤によりインスリンが過剰になると、血糖が急激に低下します。
発汗、震え、空腹感、イライラ、混乱、めまいといった症状が現れ、重度では痙攣、昏睡、最悪の場合は死に至ります。

甲状腺や膵臓のホルモンバランスに異常を感じたら、速やかに医療機関で診断・治療を受けることが重要です。

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